高千穂神社|宮崎県西臼杵郡

taka

高千穂は典型的な農業と林業の山里だが、ここには八十八の社や祠が点在している。高千穂神社は古史の高千穂宮の名跡を継ぐ全国唯一無二の神社で、古代日向國の中でも最も古く、由緒ある神社である。社殿は第十一代垂仁天皇の御代の創建と云われ、天慶年間(平安朝期)豊後國から大神惟基の長子「政次」が三田井家の養子となり、十社大明神を高千穂郷の総社として崇め、以後、高千穂八十八社の総社として郷民の信仰を集めた…」と。

総社とは「惣社」とも書き、複数の祭神一ヶ所に勧請した神社をいう。「名録」には天孫が降臨したというくしふる神社も登場するが、ほかにも伊勢大明神、熊野神社、天神さま、権現さまなどが名を連ねる。山里に日本中の神さまが鎮座しているのだ。それは山里のヒトたちの神々への畏敬の念と素朴な信仰心を物語っている。

総社・高千穂神社には古代神楽の原型とされる神事が伝えられ、今では山の神、武の神、農業の神、厄払い、縁結びなど多彩なご利益で知られる。旧暦十二月三日に行われる「笹ふり神事」では一年の豊作の吉凶を占い、初物の猪が神前に供えられる。

高千穂地方は神楽の里ともいわれ、とくに「高千穂の夜神楽」は有名だ。神楽は神々と山里のヒトたちがともに秋の収穫を歓び、豊作を祈願する「神遊び」なのである。

taka1


本殿前にそびえる樹齢800年の秩父杉(夫婦杉)。杉の周りを夫婦や恋人、友達同士で手を繋いで3周まわると、ずっと仲良くいられると言われ、訪れる人が絶えない。

また境内にある鎮石にはパワーがあるとされ、願を込めて祈ると不安が鎮められると伝えられている。

本殿は平成16年国の重要文化財に指定された。 本殿は1778年に再建されており、五間社流造で九州を代表する大規模な本殿。

主祭神

高千穂皇神(たかちほすめがみ)
十社大明神(じゅっしゃだいみょうじん)

祭典の日程

   4月16日    例祭

  11月22日    神話の高千穂夜神楽まつり

  11月23日    〃

旧暦12月3日    猪掛祭

このページの先頭へ